バージョン 4.x と 3.x の選択

バージョン 4.x の API は、新しい機能(例えば、3D サポート、マップの回転、ポータル連携の強化等)が追加されています。しかし、バージョン 4.x の最初のリリースには、バージョン 3.x の全ての機能が含まれていません。今後のリリースでは、バージョン 3.x と同等の機能、また、3.x を上回る多くの機能が追加される予定です。開発者はアプリケーションの要件を考慮して、必要な機能が現在のバージョン 4.x もしくは 3.x に実装されているかどうかを判断する必要があります。

本トピックでは 3.x の API で作成した既存のアプリケーションを 4.0 に移行するために必要な情報を解説します。API で更新された仕様はいくつかありますが、その中でも重要な項目について紹介します。

  • アプリケーションで、3D表示が必要な場合は、バージョン 4.x を使用してください
  • アプリケーションで、編集のようなバージョン 4.x でまだ利用できない機能が必要な場合は、バージョン 3.x を使用してください
機能 3.18 4.1
3D 表示 ×
2D 表示 ○(部分的なサポート)
ベクター タイル レイヤー
ラスター タイル レイヤー
イメージ レイヤー
マップ イメージ レイヤー
フィーチャ レイヤー ○(現バージョンでは表示とクエリのみ対応)
ジオメトリ エンジン
Web シーン ×
Web マップ ○(部分的なサポート)
ポータル アイテムのレイヤーの直接参照 × ○(部分的なサポート)
図形描画と編集 ×(今後のバージョンで対応予定)
時系列データ ×(今後のバージョンで対応予定)
OGC レイヤー(WMS、WMTS、WFS、KML) ×(今後のバージョンで対応予定)
GIS 機能ウィジェット(ルート検索、解析、計測) ×(今後のバージョンで対応予定)
印刷 ○(現バージョンではウィジェットは未対応)

全機能の比較は 3.x/4.x 機能比較表(英語) を参照してください。